記事リスト

別れる時の意外なお金

男女

損害金か子どもか

離婚には慰謝料がつきもの、そんな常識が独り歩きしていますが、実際の現場では意外な駆け引きが繰り返されています。慰謝料とは言わば、精神的損害への補償金と捉えられています。家庭内暴力を受けていた、浮気をされた、モラハラの被害に遭ったなど、色々な理由で弱い立場にあった側が請求するケースが殆どです。離婚に際して、慰謝料を請求するのは主に妻側です。しかし、離婚でもう一つ重要になる課題は子どものことです。離婚に至る夫婦の8割以上が、学齢期の子どもを扶養しています。慰謝料以前に、子どもの親権をどちらにするかということで揉めることも多々あります。裁判離婚では、母親が親権者となることが多いとされていますが、親権を勝ち取るために慰謝料の請求を放棄する女性も多いのです。非常に重い選択になりますが、お金を支払う条件から解放されれば、男親の方は親権を手放す場合も多いとされています。実は、離婚協議の最初の段階で慰謝料が取りざたされるのは、妻側の策略である場合も多いのです。慰謝料、養育費の話が進むうちに、夫側は支払を削るべく策を仕掛けてきます。子どもの親権の話になると、妻側に子供を渡すまいとするのもそのためです。その時を見計らって、妻は親権を貰えれば、慰謝料は要らないと切り出します。さらに、養育費も不要という条件を出す人もいます。慰謝料を、実際に受け取れるお金としてではなく、親権を勝ち取るための要素として利用する人が実に大勢いるのです。